立花隆さん著「がん 生と死の謎に挑む」! 「がんは闘うものではなく、共生するもの」というスタンスに共感しました(^^♪

  • 2019.06.13 Thursday
  • 11:38

 

癌とがんの違いって?

 

がん保険のセールスで知った方も多いと思いますが

一般的に、癌は「上皮がん(カルチノーマ)」

がんは上皮がんを含むすべてのがんに用いるようです

 

では、「上皮がんって何?」ってなことも含め

がんとはそもそも何なのかを突きつめ

平たい言葉で説明しているのが

立花隆がん 生と死の謎に挑む (文春文庫) です。

 

自らも膀胱がん患者の立花さんの取材で

2009年11月23日に放送されたNHKスペシャルと

その後、Nスぺからスピンアウトした3本のBS番組の

内容を詳説しているのが本著です。

 

というのも、番組制作のための膨大な取材情報の多くは

番組制作のプロセスで取捨選択されたそうです

 

これらを伝えられないのはもどかしいと、立花さんが

自身の治療体験も加えて、本著を書き下ろしたのです

 

親本は2009年、文庫版でも2013年発行なので

最新情報は網羅されていません

 

が、最新情報は多々ありながら、ほとんどが各論であり

がんゲノム研究など、大きな流れは今でも十分に通用し

がんについての基本知識を得るのは、本著は最適です

 

立花さんのリアリティあふれる筆づかいのおかげで

仕事の合間にさっと読めてしまいました

 

がんは闘うのものではなく、共生するもの

…というスタンスに、とても共感しました

 

文庫は605円、kindleは600円

 

がん 生と死の謎に挑む (文春文庫)

 

コストパーフォーマンスもよし!

コーヒー1~2杯を節約して、ぜひ!

 

とっくに読んでるよ…という皆さん

釈迦に説法で、ごめんなさい<m(__)m>
 

ハーセプチン11回目! 今回はおしり、痛くないです(笑)

  • 2019.06.03 Monday
  • 22:52

JUGEMテーマ:乳がん・乳癌・乳ガン

 

おかげさまで、お尻はいたくなりませんでした

 

お尻のかぶれが、ハーセプチンの影響なのか、尋ねたら
そうした副作用は、聞いたことがないとのことでした

 

きっと、皮膚が敏感になっているのかも。。

 

今回は、放射線科の診察もありました
いつもどおりの和やかな診察。。。

 

ステージ1で、リンパ節の転移もなくて
こんなに穏やかで、前と変わらない

 

それでも、再発、転移をいつも気にしている

 

標準治療では、PETをしなくてもよいステージとか
もしかしたら、寿命まで、何もなく過ごせるのかしら

 

時々…というよりも、気がつけば
再発、転移の心配をしている私

 

化学療法を拒んだ時から、再発、転移はしないって
信じて、博打をうったんだよね!

 

子どもの頃から、くじ運が悪かったのは
ここぞって時のために、運をとっておいたから。。

 

再発、転移はきっとしない!
運をちゃんと、とってあるからね!

ハーセプチン10回目! 翌日からおしりが痒いのは、副作用?

  • 2019.05.12 Sunday
  • 07:16

 

半年くらい前から、時々、おしりがかゆくなります

歩くと、右と左がこすれるあたり・・

 

はじめは、歩きすぎたかな?

と、歩行の記憶をだどったりしていました

 

そのうち、ハーセプチンかホルモン剤の副作用で

肌が敏感になっているのかも、と

 

そして、10回目のハーセプチン点滴を受けた翌日

一昨日からのこと

 

またしても、おしりがかゆい・・

 

ふと、「抗がん剤の被爆」を調べるために

LEDを使った器具を開発している人の話を思い出しました

 

化学療法室に勤務する看護師さんや医療従事者の皆さんは

常時、抗がん剤の被爆の可能性があるそうです

 

そういえば、点滴をする看護士さんたちは使い捨ての割烹着を来て

手袋のみならず、ものものしいゴーグルをかけています

 

ハーセプチンはそれほどでもないけど

毒性の強い抗がん剤もありますから、と看護師さん

 

抗がん剤は尿や便に混じって、トイレでも排出されるとも

LEDを開発者している男性は言っていました

 

つまり、おしりがかゆいのは、尿や便にまじったハーセプチンが

おしりの皮膚につくからではないのかしら?

 

ともあれ、左右のすべりがよくなるよう

放射線科でいただいたヒルドイドを塗ってみます

 

秋まで、あと8回となったハーセプチン投与

おしりのかゆみも経過観察し続けます!

がん患者と家族が読むべき10冊! 医療ジャーナリスト蒲谷茂さんのお奨めです。

  • 2019.05.05 Sunday
  • 11:45

 

端午の節句を迎え、大型連休中も残り少なくなりました

メーカーにお勤めの方はおそらく、明日から出勤ですね

 

さて、混み合う連休には、重要かつ緊急ではない仕事

かつ、たいていは積み残している仕事に取組むことにしています

 

が、ついつい逃避(笑)

仕事をはじめると、本が読みたくなってしまいます(汗)

 

罪悪感から逃れるために読んだ、お勉強?的な一冊がこれ↓

 

文春クリニックシリーズ「がん治療の教科書」

闘うべきがん、闘ってはいけないがん(文春e-ブックス)

 

ここには「がん患者と家族が読むべき10冊」が掲載されています。

医療ジャーナリストの蒲谷茂さんの推薦で、下記のとおりです。

 

10冊とうたいながら、12冊あるのは、絵本や星の本が入っているから?

絶版もありますし、お高めの著作が多いので、ぜひ、図書館で!

 

【「がん患者と家族が読むべき10冊」by 蒲谷茂氏】

 

『ガンに打ち勝つ患者学』グレッグ・アンダーソン 絶版

『がんに効く生活』ダヴィッド・S・シュレーゲル 2,376円

『生きるための乳がん』リリー・ショック二ー 2,376円

『抗がん剤・放射線治療と食事のくふう』山口健 2,160円

『なぜ私だけが苦しむのか』 H・S・クシュナー 1,188円

『今、伝えたい「いのちの言葉」』細谷亮太 1,512円

『がんの苦痛をとる治療』石井典子・山内リカ 1,361円(kindle版)

『退院後のがん患者と家族の支援ガイド』日本ホスピス・在宅ケア研究会編 絶版

『「がん」はいい病気』丸山寛之 絶版

『また もりへ』マリー・ホール エッツ 1,080円

『星空の歩き方』林 完次 絶版

『長期生存患者たちに学ぶ がん患者学 機挂原和子 1,234円

【続々】著名人の「がん公表」で何が進んだ? 「治る、治らない」の二分法ではなく「共存する人をどう支えるか」という勝亦範之先生のオピニオンに納得! 

  • 2019.05.01 Wednesday
  • 11:15

JUGEMテーマ:乳がん・乳癌・乳ガン

 

平成が幕をおろし、令和という時代が幕をあげました

 

新時代が、がん患者はもとより誰にとっても優しく

生きやすい時代であることを祈る朝です

 

さて、4/17朝日新聞朝刊のオピニオン&フォーラム

耕論「がん公表 相次ぐけど」で紹介された3つの記事

 

ひとつ目は、2015年にがんを公表した女優の生稲晃子さん

ふたつ目は、診療内科医の梅原純子先生

みっつ目は、腫瘍内科医の勝亦範之先生

 

生稲晃子さんの記事海原純子先生の記事については

平成のうちに感想を綴っております

 

令和が開けた今朝ですから、勝亦先生の記事を紹介しつつ

がんと「共存する人」としての想いを語ってみます

 

朝日新聞の取材であるというのに、勝亦先生は遠慮なく

メディアの「がんの扱い方」を叱咤していらっしゃいます

 

・相変わらず「がんは怖い病気」と強調したうえで

「早期発見できて良かった」「進行がんで治らず壮絶な死を遂げた」

 の二分法に押し込んでしまいがち

・取材に来たテレビディレクターに「治ったか、治らないかじゃないんだ。

 その間にがんとの共生があるんだ」と伝えると

「それでは視聴率がとれません」と言われたことがある

・そもそもメディアは「早期発見、早期治療が大事」と言いすぎ

 実際に早期発見、早期治療で治るがんは一部

・「がんは生活習慣病」とも言われるが、生活習慣で予防できるがんも一部

・がんには誰でもなる可能性があり、共存することになる人が多い病気

・こうしたことは日本ではまだ十分に知られていない

・その結果、職場に隠して一人で悩み苦しむ人が少なくない

 

そして、メディアへの期待として「共存する人々をどう支えるか」

という問題提起をしてほしいと述べられています

 

先生によれば、乳がんステージ犬寮萓犬隆擬圓気鵑

遠隔転移を経て25年間、抗がん剤治療を続け、仕事もしているそうです

 

このエピソードには、とても励まされました

もし遠隔転移しても、抗がん剤治療で寿命を全うできる気がしたからです

 

私は、化学治療を退けて、3週に1度のハーセプチン投与を1年間

ホルモン剤の服用を5年間…という治療を選びました

 

少なくとも治療の続く5年間は、共存を意識せざる得ません

さらに、この選択によって転移してしまったら。。

 

局所転移なら全摘がある‥という覚悟を4月11日の記事に書きました

残るは、遠隔転移…

 

キャンディズのスーちゃんこと田中好子さんも

樹木希林さんも、乳がんの全身への遠隔転移で亡くなられています

 

遠隔転移のがんは切除手術が難しく、放射線または化学療法で

治療するものだと、情報収集のプロセスで知りました

 

そうした治療によって、どのくらい延命できるのか

スーちゃんや希林さんをお見受けすると、厳しいなぁと…

 

これを知りながらも、今の時間を輝かせるために

予防治療としての化療を退けたわけです

 

自分で選んだ治療ではあるけれど

左脇が痛むと、リンパ節に転移したのではないか

左肩が痛むと、骨転移ではないか

 

小さな痛みでも、遠隔転移の可能性を思わずにいられません

 

こんな心配とも共存していかなければならない日々

一方で、「治る」「治らない」と二分法で報道するメディア

 

勝亦先生がおっしゃるとおり、がんには「治る」「治らない」の中間に

紛れもなく「がんとの共存」という状態があります

 

宙ぶらりんともいえる「共存」状態に、対峙し続けるがん患者の

懸念や不安に自然に寄り添ってくださるだけでいい。。

 

2人に1人と言われる今こそ、メディアのみならず多くの皆さんに

他人事ではなく自分事として「共存」を知ってほしいと願っています

 

そうすれば、生稲晃子さんのように、4年8か月も病気を隠すことなく

治療と仕事を両立しながら、普通の暮らしを営めるようになるはずです

 

いまほど、新しい天皇陛下が即位後初めてとなる

お言葉を述べられました

 

上皇陛下を仰ぎ、継ぎ、「国民に寄り添いながら」というご決意

「寄り添う」はきっと、令和のキーワードのひとつになるでしょう

 

陛下が国民に寄り添ってくださるように

国民も互いに寄り添い合うよう心かげたいものです

 

令和という時代が、「共存する人」としてのがん患者のみならず

すべての人々が、健やかに穏やかに生きて働ける社会になりますように!

【続】 著名人の「がん公表」で何が進んだ? 海原純子先生のオピニオンに共感! 「勝つ」「負ける」「頑張る」「頑張れない」ってNGワードです

  • 2019.04.21 Sunday
  • 11:13

JUGEMテーマ:乳がん・乳癌・乳ガン

 

心療内科の海原純子先生は、4/17朝日新聞 オピニオン&フォーラム

耕論「がん公表 相次ぐけど」で、次のように述べていらっしゃいます

 

・(有名人のブログやSNSなどでの)公表に対する反応を見ると

 受けとめる側の私たちに、もっと細やかな気遣いが必要と思う

・がん公表への一様ではない感情や、周囲の激励や応援の言葉への

 「微妙な違和感」に触れることがある

 

朝日新聞の記事には、先生の患者さんの声も紹介されています

 

・「勝つ」「負ける」と表現されるのは辛く、落ち込む

・「(公表した有名人は)勇敢にがんに立ち向かっているのに、なぜ私は…」

・(治らないがんに苦しむ人たちは)「自分は負けなのか」と思ってしまう

・「仕事は無理をせず、治療に専念してください」と言われると

 元気な人の世界から、特殊な世界へ振り分けられた気がする

・医師から「残念ですが、がんが見つかりました」と告知され

 「私は残念な人になってしまったのか」と自問自答し、重く嫌だった

 

激励や応援の言葉への「微妙な違和感」。。

私もがんを患ってから、「微妙な違和感」を感じ続けています

 

例えば、がんが告知され、これを打ち明けた人からの言葉で

いちばん嫌だったのは「お辛いでしょうが…」でした

 

私は、超問題解決型の人間です

 

起こってしましまったことを悔いても仕方がない

起こってしまったことには対処するしかない、と考えるタイプです

 

そこで、励まし、慰めと分かってはいても、自分の状況や気持ちと

ほど遠い「辛い」という言葉に、「微妙な違和感」を感じたのです

 

というのも、告知の前後は対処することがありすぎて

とにかく必死で、「辛さ」など感じる余裕はありませんでした

 

ホントにホントに、検査が始まり診断確定を経て手術、補助治療まで

複雑で難しい決断と、医師はじめ関係者との厄介で繊細な調整だらけ!!

 

どうやら、手術になるらしい!

手術するなら、仕事の都合でこの時期しかない!

とにかく、手術日を予約しなきゃ!

検査では8mmなのに、再検査では最大30mm!

全摘になるかもしれない!

全摘と診断されたら、どうすべき?

部分切除はできないだろうか?

セカンドオピニオンを探さなきゃ!

手術日が決まっているから急がなきゃ!

部分切除できるらしいから、主治医を変えよう!

予約した手術日を早くリリースしなきゃ!

え、電話ではリリースできないの?

えええ、キャンセルと言ってるのに検査? などなど

 

にもかかわらず、独身なので夫はいないし

老いた母には相談できるはずもなく…

 

決断を間違えば、取り返しがつかないだけに

一人で抱えるストレスは生半ではありませんでした

 

そんなわけで、産婦人科の従兄や幾人かの友人に情報収集しつつ

それとなく、決断のストレスをぶつけたりしました

 

そんなある日、待合室で診察を待っていたら、長椅子の端に

タオルに顔をうずめて、泣いている女性がいました

 

おそらく、告知されたのだと思いました

 

泣ける彼女がうらやましかったし

泣けない自分は「おかしい?」とすら思いました

 

そんな私に「辛い」とか、これに類する言葉はあてはまりません

もしかしたら、「辛い」と感じることを恐れているのかもしれませんが…

 

これは、検査から手術を経て補助治療を受けている今も同じです

 

初診の、初めての検査…というか検査前の問診で

女医さんから「もし、乳がんでも治る時代ですから」と

言われた時から、すでに覚悟はしていました

 

穿刺細胞診(細い針で細胞をとる検査)が終わった時に

検査医や看護師さんが、いかにも気の毒そうに

「落ち込むかもしれないけど…」と励ましてくれました

 

気づかわれていることに有り難さと「微妙な違和感」を覚えながら

「落ち込みませんよ。病気に負けちゃいますから」と答えました

 

私は‥たぶん多くの人は、同情されるのが好きではありません

 

同情には「憐み」という感情が混じっていて

憐れまれると、みじめさや情けさを感じてしまいます

 

プライドの高い人間ほど、同情はみじめです

 

だから、今にして思えば「大丈夫」ですと答えたのは

虚勢というか意地というか、強がっていたのかもしれません

 

余談ですが、科学的な研究をとおして、同情と似ているものの
「共感」は「憐み」が入らない感情であるとされています

 

さて、本題の「微妙な違和感」を感じる体験に戻りますと

今でも打ち明けた際に、絶句されるのに戸惑いを感じます

 

私は、治療を進めるため、仕事を続けるため

信頼できる少数の人にしか、打ち明けていません

 

そうした信頼できる人たちでも、たいていは、まず沈黙…

しかも、それは時間が止まり、場が凍るような沈黙…

 

その後、「辛いですね」とかそれに類する言葉が続くか

さらなる凍った沈黙が続くか…

 

かける言葉が見つからないのは、理解できます

沈黙になるのも分かるけれど、場が凍るのはちょっと…

 

では、かける言葉が見つからないのは、何故でしょう?

場が凍ってしまうのは、何故でしょう?

 

海原先生は、おっしゃっいます

 

・がんになった人には、健康な人には想像できない感じ方や

 心の動きがあることを痛感します

・がんを公表して、誰かを励ましたい人も、

 隠したまま治療を続けたい人もいます

・それぞれの選択を「勝つ」「負ける」「頑張る」「頑張れない」といった

 価値観にとらわれず、ありのままに受け入れていく必要があると思います

 

かける言葉が見つからないのは、がん患者さんにかぎらず対峙する相手の

「ありのまま」を受け入れるのに、慣れていないせいかもしれません

 

そういえば、私にとって「嫌」を超え「不快」でたまらなかったのは

「向き合いましょう」とか「向き合っていない」という言葉でした

 

第三者からみれば、向き合い方が足らないように見えても

私は十分に向き合っているつもりでした

 

切羽つまった毎日、「これ以上、どう向き合えというのだろう?」と

切なく、苛立ちを超えて怒りを感じ、強い孤独感に落ち込みました

 

おそらく、多くの患者さんは向き合っていらっしゃいます

あるいは、逆に、酷い真実と向き合いたくない患者さんもいるはずです

 

そういった患者さんたちに、「向き合え」と言うのは

傷口に塩を塗るようなものだと思います

 

うつ患者さんに「がんばれと励まさない」は定番になりましたが

がん患者に「向き合えと叱咤激励しない」も定番にして欲しい…

 

ついでではありますが、「向き合う」がポジティブな言葉として

流行っているかのような風潮に、大きな疑問を感じています

 

向き合うとは、臨床心理での「(問題や自分との)対決」を

指すのだと思いますが、「対決」にはタイミングがあります

 

人には誰にでも、よりよい存在になろうとする力があり

心身の準備ができれば、問題や自分に「対決」する時が訪れます

 

「対決」のタイミングを間違うと、よりよい存在への道を拒んだり

下手をすれば、その人の心が壊れてしまったりします

 

適切なタイミングで「対決」する=向き合うことが自然で優しく

その人にとって、もっとよい方策や方向が見つかるように思います

 

がん患者さんもがん患者を支えてくれる人たちも、世間の誰もが

それぞれの「ありのまま」を受け入れられるようになれば…

 

一律に「勝ち」「負け」「頑張れ」「頑張れない」とか

「向き合う」「向き合わない」といった言葉は使われなくなるでしょう

 

そして、それぞれにふさわしい言葉が交わされ、温かい沈黙が続き

がん患者が(誰もが)、もっと快適に生きられる社会になりそうです

 

そのためには、私たちがん患者も自分の気持ちを正直に

信頼のできる人たちだけにでも、伝えていく必要があるかもしれません

 

そうすれば、がんを知らない人たちが、患者の気持ちや想いを

もっと容易に想像することができるようになるはず、だからです

 

このブログを書き始めたのは、「ハーセプチン単独治療」という

標準治療からはずれた療法の記録を残せば、自分の記録になるとともに

単独治療を検討中の患者さんの役に立つかもしれない、と思ったからです

 

そして、海原先生の記事を読んだ今、当事者の気持ちや想いを

ここに綴れば、「ハチドリのひとしずく」にもなると気づきました

 

小さなひとしずくではあっても、このブログの言葉のしずくをとおして

がん患者さんへの理解がもう少し進むといいな…と思うのです

 

がん患者さんが生きて暮らして働きやすい社会を創ることは

究極のダイバーシティだと信じています

 

だから、治療の記録だけではなく

当事者としての気持ちや想いも、併せて綴っていきますね

 

 

2019年4月17日 朝日新聞朝刊
 

 

著名人の「がん公表」で何が進んだ? よくも悪くも「偏見」「差別」を受けたくないから、隠しています!

  • 2019.04.18 Thursday
  • 09:46

JUGEMテーマ:乳がん・乳癌・乳ガン

 

昨日は朝も昼もワイドショーでは、堀ちえみさんの

「食道がん」手術が終わった報道でもちきりでした

 

芸能界で仕事をしている友人によれば、かつては

芸能人ががんを公表するのは、次の場合だけ

 

必ず治る見込みがある場合

もう治らない場合

 

昨今は、その中間の場合でも

公表が増えている印象を受けます

 

背景には、SNSの普及により、個人の情報公開が身近になった

…という技術の変化、メディアの変化もあるでしょう

 

また、がん治療が進み、治療を受けながら働ける患者さんも増えています

著名人の公表も、そんな世相を反映しているのかもしれません

 

厚生労働省は、少子高齢化という人口構造の変化をふまえ

「治療と仕事の両立支援」に力をいれています

 

朝日新聞のオピニオン&フォーラムの耕論「がん公表、相次ぐけど」で

がん患者さん含む3人の論者が、著名人の公表について意見を述べています

 

3人のひとりが、自らも2015年にがんを公表した女優の生稲晃子さん
告知から4年間8か月、がんを隠していたそうです

 

「私への見方が変わり、仕事に影響するのでは」という
恐怖心があったから…と述べています

 

私も同じです

 

このブログもハンドルネームを使っているし
病気のことを伝えているのは、信頼できる友人知人だけ

 

それは、ひとえに仕事への影響が怖いからです

 

知人が乳がんを患い、公表すると、決まっていた仕事を断られ
「いつ死ぬか分からない人に仕事は出せない」と言われたそうです

 

乳がんは再発の心配を除けば、予後のよいがんなのに
患ったら「死ぬかも」という「偏見」「差別」があるのですね

 

さらに、生稲ちゃんがいちばん苦しかったというのは
「親しいスタッフにも「元気よ」と笑わなければならなかったこと」

 

隠すことには、私も苦しさや罪悪感を感じています
それとともに・・・

 

仕事への影響だけではなく、みんなに心配をかけたくないし
健康について過剰な気遣いをされるのは、正直なところ煩わしい

 

気づかってくれる友人知人の気持ちはありがたいものの
その度に、がんを患ったことへの「偏見」を見るようで悲しい。。

 

もちろん、信頼する友人知人に「偏見」などあろうはずもなく

彼らに気づかわれる度に「偏見」を見るのは、ほかならぬ私です

 

彼らの気づかい、労わりをとおして、彼らとの間に一線がある

‥と感じてしまうのは、ほかならぬ私です

 

それでもなお、気づかわれたくない

健康な時と同じように接っして欲しい

 

特に、私の場合は化学療法を退けたので、治療といっても
3週間に1度のハーセプチン投与と毎日1錠のホルモン剤の服用だけ

 

化学療法を受けている患者さんは、副作用による体調の変化があり
心身ともに、それなりのケアが必要でしょうが、私には不要

 

3か月の一度は何かしらの検査を受けていて、病気ではない人よりも
早期発見の体制は「ばっちり!」なくらいです

 

告知前と変わらず元気で、告知前と同じ暮らしをしていて

告知前と何も変わっていないのだから、普通に接して欲しいのです

 

がん患者に対する「偏見」「差別」があることを前提に
生稲ちゃんは次のように述べています

 

「キャリアを失うことを恐れて、職場に報告できない人はすごく多い」

 

「社会として、誰もが「がんになった」「痛い」「つらい」と言え
 治療しながら、仕事を続けられる環境を作っていく必要がある」

 

ホントにそのとおり!

 

こんな気持ちになる、がん患者さんの気持ち
がん患者に限らず、マイニョリティの気持ち
がんを患わなかったら、分からなかったな(笑)

 

がん罹患も人生の学び、宇宙からのギフトです

 

朝日新聞のこの記事で紹介されている、残りのお二人
心療内科医の海原純子先生、腫瘍内科医の勝亦範之先生

 

そのオピニオンの紹介は、また改めて!

 

 

2019年4月17日 朝日新聞朝刊
 

 

ハーセプチン9回目! 投与18回が折り返しました!

  • 2019.04.11 Thursday
  • 22:16

JUGEMテーマ:乳がん・乳癌・乳ガン

 

先回の診察で、大丈夫と言われながら

やっぱり心配だったコリっと堅いところ

 

本日の診察でもう一度、エコーを撮ってもらったら

やっぱり大丈夫とのことで、心からひと安心!

 

念のため「局所再発したら、全摘ですね?」と問うと

「標準では、全摘ですが…」

 

消えた語尾に、主治医の思いやりを感じて

すかさずお願いしました

 

「その時は、先生に執刀していただけますよね」

 

主治医はきっぱりと

「早く発見すれば、命に別条はないからね」

 

部分切除は、ご縁があって、東京の名医を頼りましたが

「局所再発したら、今の主治医に任せよう!」と決めた想い

 

再発に対する私の心配を見透かしたように

「一度、PETを撮ってもいいかもしれませんね」と主治医

 

「術後1年を目途に…」と私

 

そんなやりとりの後、主治医は

ハーセプチン投与の「Go」サインを出しながら…

 

「本日で9回、折り返しましたね」

 

ハーセプチンは、3週間に1回を17~18回

約1年にわたって投与されます

 

本日は、その9回目でした

昨日まで覚えていたのに、今朝はすっかり忘れていました

 

主治医から伝えられて、とてもとても嬉しい!

主治医が気づかってくれる喜びと半分が終わった実感と…

 

特に、主治医の笑顔は優しくて、いつもながらほっとします

 

「あれこれ迷っているうちに、もう半分ですね」とも

迷っていることも、ちゃんとお見通しなんだな(笑)

 

昨年の10月から半年

そして、今年の10月まで、あと半年

 

ハーセプチンの1年間18回投与

10年間で10%の確率の再発を防いでくれますように!

パクリタキセルの功罪? 化学療法を退けたおかげで、花粉症が軽くなりました!

  • 2019.04.08 Monday
  • 10:40

JUGEMテーマ:乳がん・乳癌・乳ガン

 

週末に1泊2日で、東北を旅しました。

関東以西よりも気温が低く、杉花粉のまっさかり!

 

アレルギー性鼻炎、咽喉頭炎でぐしゅぐしゅする毎年ですが
医者に行くほどでもないのに、風邪か?と疑うほどのくしゃみ鼻水。。

 

ドラッグストアを探すものの見つからず、あまりの症状に
友人がアレルギー性鼻炎の薬を分けてくれました

 

自宅に戻ったら軽減したものの、それなりにぐしゅぐしゅ
が、日曜日でもあり、仕事もありで医者には行けず…

 

ふと思いついたのが、抗がん剤パクリタキセル投与を予約した時に
処方されたレスタミンコーワ剤でした

 

乳がんで化学療法を受けている方はご存じのとおり
パクリタキセルの初回投与では、アレルギー症状が出ます

 

そこで、パクリタキセル投与の30分前に
アレルギー症状を抑えるレスタミンコーワ剤 5錠を服用します

 

私は、病理検査でルミナ―ルHER2タイプと診断され
いったんは、化学療法としてのパクリタキセル投与を決めました

 

そこで、レスタミンコーワ剤が処方され、薬局で受け取りました

 

その後、化学療法は受けないと決め、処方されながらも
宙に浮いていたレスタミンコーワ剤。。

 

「アレルギー症状を抑える」という当時の主治医の言葉を思い出し
花粉症にも効くかも…と、試しに1錠、飲んでみたところ…

 

効きました!

 

おかげで、昨日は終日の仕事を滞りなく務めることができて
よかった、よかった!

 

それにしても、そこそこひどい花粉症を
たった1錠で抑えてくれるレスタミンコーワ剤

 

これを5錠も飲むなんて、パクリタキセルの副作用による
アレルギー症状って、どれほどなんだろう?

 

いまさらですが、異物をからだに入れることの恐ろしさ

 

それでも、異物としての抗がん剤を入れざるを得ないケースが
多々あることの痛々しさ

 

恐ろしさや痛々しさと再発への不安を天秤にかけながら
複雑な気分に浸ったレスタミンコーワ剤服用でした

 

なお、本日はおかげさまで、花粉症は軽微です

術後半年で痛みが! もしや再発?…ではなく、回復兆候でした(#^^#)

  • 2019.03.22 Friday
  • 12:36

 

2月の終わりごろから手術痕が痛みはじめました

 

それまでにも、チクチクした痛みや引きつりを

感じたことはありましたが、ちょっと違うかんじ

 

ピリピリというか、ジンジンというか。。

 

特に、ストーブやキッチンのコンロの前にいて

患部のあたりが温まると痛くなる気がします

 

第7回のハーセプチン投与の3月1日

乳腺科の主治医は「大丈夫」とつぶやいてくれたものの。。

 

つぶやきつつの触診で、堅いシコリが確認され

それどころではなくなりました

⇒記事「再発…」! 主治医のつぶやきに心臓が縮みました(・・;) 

 

そんなわけで、痛みの原因を訪ねるのをすっかり失念!

 

そこで、同じ日に重なっていた放射線科での3か月検診で

放射線の主治医に訊ねてみました

 

すると、後から痛くなることはよくあるとか

 

手術で切断された神経などが生えてきて

数ヶ月、半年たってから痛み出すのだそうです

 

本日、第8回目のハーセプチン投与を受けながら

乳がんについてネット検索していて、見つけました

 

ナグモクリニックの「再発」ページのいちばん下

「術後の痛み」についての記事です

 

回復期 術後しばらくすると、乳腺を切除したところと周囲の脂肪を残したところとの境目から神経が再生してきます。再生した神経は過敏なため、ちょっと触れてもピリピリ、チクチク、またはむず痒い感じがします。ちょうど正座をしていると足の感覚が麻痺しますが、足を伸ばすと今度は感覚が戻るときにビリビリと痺れて不快に感じるのと一緒です。これを「回復徴候」と言います。術後数カ月で現れる人も数年経って痛み出す人もいます。痛み止めの必要はありません。(ナグモクリニック 公式サイトより転記)

 

痛みが「回復兆候」なら、嬉しい!

数年ではなく、数ヶ月で痛みはじめてくれて、嬉しい!

 

私の神経、私の自然治癒力、がんばって!

PR

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

各地の天気!

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 放射線9回を越え、大きなタイルみたいな日焼け(?)がこんがりと!
    くのすけ (11/15)

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

抗がん剤治療の正体 (ベスト新書)
抗がん剤治療の正体 (ベスト新書) (JUGEMレビュー »)
梅澤 充
すべき抗がん剤治療とすべきでない抗がん剤治療が分かります!

recommend

recommend

recommend

recommend

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん
がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話 (JUGEMレビュー »)
谷川啓司
3大治療+免疫療法! 自分らしく生きるための治療法を選ぶるようになります!

recommend

recommend

ハーバード流 幸せになる技術 PHPビジネス新書
ハーバード流 幸せになる技術 PHPビジネス新書 (JUGEMレビュー »)
悠木 そのま
日々の幸せ習慣で、免疫力を高めましょう! 

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM